社団法人日本耳鼻咽喉科学会東京都地方部会例会
第122回学術講演会


一般演題

第I群(2:00〜2:30)
座長:植松 美紀子(関東中央)

  1. 骨破壊を伴った慢性副鼻腔炎症例の一例

    國方 竜太郎・石尾 健一郎・石橋 敏夫・水野 正治(東大分院)

  2. 病棟でのICレコーダーの使用経験

    中村 直也・工藤 裕弘(国立病院東京災害医療センター)

  3. 術前塞栓術が有効であった若年性鼻腔内血管線維腫の1症例

    井関 琢哉・高橋 博文・長舩 宏隆・小田 恂(東邦大第一)

第II群(2:30〜3:10)
座長:滋賀 秀壮(虎ノ門)

  1. 当院における口腔内皮膚科疾患

    内村 加奈子・大谷 裕美子・高野 信也・新井 寧子・荒牧 元(東女医大第二)

  2. 発生機序として耳下腺上皮のリンパ節内迷入が強く示唆された耳下腺内リンパ上 皮性嚢胞の1症例

    島崎 雄一(武蔵野赤十字)
    矢野 純・市川 朝也(日赤医療センター)

  3. 長期間停留した下咽頭・食道異物の2症例

    山口 威・生井 明浩・野村 泰之・辻 賢三・中里 秀吏・間中 和恵・吉田 晋也・池田 稔・木田 亮紀(日大)

  4. 健康グッズOTOSAN(オトサン)は耳垢を大量に除去する?

    梅田 悦生・植松 美紀子・吉田 悦子(関東中央)

休憩(3:10〜3:20)

特別講演

特別講演(3:20〜5:00)

  1. 蛋白質の酸化障害と老化

    東邦大学薬学部生化学教室 後藤 佐多良教授
    座長 梅田 悦生(関東中央)

     フリーラジカル(活性酸素)による蛋白質への障害がヒトにガンを含む各種の疾患 や老化をもたらします。高齢者社会を迎えるにあたり、フリーラジカルについて, 今一度知識を整理しておくことも必要です。フリーラジカルは人類にとって不倶戴 天の敵か、抗酸化物質はどのように働くのか・抗酸化物質は摂取し過ぎるくらいの 方がよいのか等、フリーラジカルの理解を深めるよい機会です。

  2. プリオンとクロイツフェル・ヤコブ病

    東北大学医学部病態神経学講座 北本 哲之教授
    座長 渡辺 いさむ(東医歯大)

     スイスの研究者によってプリオンの構造式が解明されたニュースは多くの人に歓迎されました。狂牛病の様子がテレビを通して世界中に紹介され、狂牛病にかかった牛の肉がドイツでソーセージに加工・輸出されたことで近在諸国が恐慌をきたしています。英国では菜食主義者がクロイツフェル・ヤコブ病CJDにかかり、子供の頃に食べた牛肉が原因ではないかとさえいわれています。私たちは今CJDに無関心では いられません。