平成11年度第3回教育パネル



プログラム


「21世紀に向けて、耳鼻咽喉科医療は」
『第一線の治療、感音性難聴』

  1. 教育講演(14:00〜14:50) 司会:熊川 孝三(虎の門病院)

    『感音性難聴の遺伝子について』

    喜多村 健(東京医科歯科大)

    1985年のデータでは、55dB以上の難聴が、7千万人世界中で存在すると想定されており、3分の1は遺伝性と考えられています。この遺伝性難聴の原因遺伝子が、近年の分子遺伝学の発展で次々と同定されています。難聴遺伝子を知ることは、感音性難聴の責任部位、難聴発症機構が判明することにつながります。今回の教育パネルでは、我々耳鼻咽喉科医がが日常診療で多く経験する原因不明の感音難聴症例のなかに難聴遺伝子が同定される症例があることを提示して、難聴の遺伝子診断の一面を紹介します。

  2. 教育パネル(15:00〜17:45)

    『ここまできた感音性難聴の予防と治療』
    司会:熊川 孝三(虎の門病院)・石川 紀彦(東京医科歯科大)